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2. 内科

猫の肥大型心筋症― 2018年1月5日

どうしてなってしまうの?

心筋症とは、心臓の筋肉自体がさまざまな原因により障害を受け、心臓がうまく機能しなくなる病気の総称です。肥大型心筋症は、猫で最も多く発生する心筋症のタイプの一つで、重篤な合併症として動脈血栓塞栓症が知られています。
肥大型心筋症はその名の通り、心臓の筋肉そのものが分厚くなってしまう病気です。そのため血液の通り道が極端に狭くなってしまい、呼吸がしづらくなったり、血栓(血のかたまり)ができて血管がふさがったりしてしまいます。
老齢猫で多い甲状腺機能亢進症や腎性高血圧が原因で発症する肥大型心筋症もあります。しかし、肥大型心筋症を発症する年齢は数か月齢から17歳まで報告されており、いつでもこの病気になる可能性があります。


症状は?

一般的に、初期には特徴的な症状はありません。心臓が悪くなってくると、食が細くなってきたり元気がなくなってきたりしますが、性格や年齢のせいだと思って気づいてもらえないことがほとんどです。病気が進行すると呼吸が荒くなる、咳が出るなどの症状が出てきます。また血栓塞栓症を合併すると、麻痺や痙攣発作、腎不全などを発症します。


どうしたらいいの?

肥大型心筋症を疑った場合は、レントゲン検査や超音波検査で心臓の大きさや形を検査します。また、肺に異常がないかどうかも確認します。心電図検査や血圧測定も行い、心臓の状態を詳しく調べます。血液検査などを行って、他の病気の可能性もあわせて検査します。血栓塞栓症により、緊急の治療が必要な場合には入院することになります。
病気の進行状況に合わせた内服薬を続けることで、お付き合いしていきます。食事や生活環境の管理も重要になります。症状が安定しているからといって、安心は禁物です。どんなに元気に見えても、心臓や血液の検査を定期的に行う必要があります。

肥大性心筋症は、症状が出ない期間が長い病気です。元気に見えても、実はこの病気が始まっているかもしれません。症状が出ないうちに見つけて対応してあげるためにも、若いうちは1年に1度、シニアになってからは1年に2度は健康診断を受けてあげてください。
当院ではペットドックを実施しております。お気軽にご相談ください。

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