中央区月島・勝どき・豊洲のアニーマどうぶつ病院です。当院では皮膚科、ガン・腫瘍科に力を入れています。

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3. 寄生虫

フィラリア症― 2015年5月1日

原因は?

フィラリアと呼ばれる寄生虫が、心臓の血管に寄生して起こる病気です。この寄生虫は蚊によって運ばれて、暖かくなると感染能力を得ますので、その期間(4月から12月頃)に予防薬を投与します。この予防薬は、犬の皮膚に入り込んだフィラリアの幼虫を殺す薬で、これが完全に投与されていない犬ではフィラリア寄生の確立が高まります。また、知らないうちに寄生された状態でこの薬を飲ませると、犬が死亡してしまう可能性があるため、毎年春には血液検査で寄生検査を受けてください。残念ながら猫では、血液検査でも検出されないことが多いので、首のところに滴下するスポットタイプの製剤で予防を行います。


発症は?

フィラリアに寄生した犬がすべて症状を出すとは限りません。フィラリア症の発症は、犬自身の虫に対する生体反応の強さによっても左右されると言われています。また運動はこの病気の進行を早めることがわかっています。猫では、まったくの無症状で、突然死をするケースがあります。


症状は?

慢性型と急性型の二つに分けることができます。慢性型では、喉に何か詰まったような咳をしたり、散歩・運動を嫌がったり、お腹の中に水が溜まって(腹水)膨らんでしまうという症状が見られます。一方、急性型では突然ぐったりして、苦しそうになり、尿の色が非常に濃くなったりします。


診断は?

飼い主様に、フィラリア症予防薬の投薬状況を確認します。投薬されてない場合は、フィラリアの寄生検査を血液検査で行い、呼吸状態、心臓の聴診、腹水が溜まっていないかの触診を行います。場合によっては、レントゲン検査および超音波検査へと進みます。


治療は?

残念ながら、完治させることが非常に難しい病気です。注射薬によって、寄生しているフィラリアを殺滅する方法と、手術によってフィラリア寄生虫を除去する方法がありますが、どちらを取っても、合併症のリスクがとても高い治療方法となります。また、姑息的に心臓に寄生しているフィラリアの寿命を待って、それ以上、体の中で増えないように、飲み薬を使用して治療する方法もありますが、長期にわたる飲み薬での管理が必要となります。また、猫では、1匹のフィラリア寄生のみで死に至るケースもあり、診断が非常に難しいのが現状です。

フィラリア症の治療は、大変難しく寄生させないことが一番です。予防を行うことで、防ぐことができる病気です。一般的に犬の病気と思われがちですが、猫にも寄生することが分かっています。詳しいことは、動物病院にご相談ください。

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