胆管ってなに?
胆管は、胆嚢(たんのう)という袋と、十二指腸を結ぶ管です。胆嚢は肝臓で作られた胆汁を貯蔵しておくための袋で、胆汁は脂肪の消化を助ける緑色の液体です。何らかの原因で胆管に炎症が起こると、胆汁の消化管内への排泄がうまくいかなくなってしまいます。胆汁が肝臓内で滞るため、肝臓に様々な障害がおこり、食欲不振や元気の消失、さらには黄疸や嘔吐などの症状が現れてきます。胆管炎は単独で起こることもありますが、膵炎や腸炎と一緒に起こる場合も多くあります。
症状は?
急性と慢性の胆管炎があります。
急性症状では、元気や食欲がなくなり、発熱し、嘔吐や下痢を引き起こす場合が多くあります。脱水を起こすことも多く、ぐったりしてきます。黄疸が認められることもあります。何となく元気がなくなり、食欲がなくなってきたら要注意です。
慢性症状では、元気や食欲があったりなかったりを繰り返し、徐々に体重が減少していきます。しかし、腹水が溜まってくると、背中は痩せているのに体重が増えることもあります。
どうしたらいいの?
血液検査、超音波検査、レントゲン検査などを行います。
急性の胆管炎は多くの原因が細菌感染であるため、抗菌薬や強肝薬などの内服薬が処方されます。脱水や体重減少があれば点滴や強制給餌、吐き気があれば吐き気止めの注射など、対症療法も併せて行います。
慢性の胆管炎であれば、免疫異常が起こっている可能性も考えられるため、免疫抑制薬を使用することもあります。
常に注意して、尿の色を確認するようにしましょう。尿の色が紅茶色になったら、肝臓が悪くて黄疸が出ているかもしれません。
猫ちゃんの尿検査は、健康診断にもなります。定期的な検査をお勧めします。