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2. 皮膚科

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)って?

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、SFTSウイルスを持っているマダニに咬まれて感染する、ヒトと動物の共通感染症(人獣共通感染症)です。犬や猫もダニに咬まれることで感染し、感染している犬や猫と濃厚に接触することで、さらに感染が広がります。条件がそろえば、ヒトからヒトへも感染すると言われています。


どうしてなってしまうの?

SFTSウイルスを持っているダニはもちろん、感染している犬や猫に咬まれることでも感染します。SFTSウイルスは感染している動物の唾液、糞便、尿などから感染が広がるため、感染している動物の看病で、排せつ物や唾液を介して感染することも考えられます。


症状は?

感染してから発症するまでの期間(潜伏期間)は6日~2週間です。高熱、吐き気、腹痛などが主な症状です。感染から発症まで時間がかかる事、症状が他の病気にもよくある事から、SFTSウイルス感染であることに気づかない場合も多いようです。有効な薬やワクチンはなく、症状を治療(対症療法)して回復を待つ方法しかありません。致死率の高い感染症です。


どうしたらいいの?

致死率が高く、効果的な治療法もないため、予防が大切です。口移しで食事やおやつを与えるなどの過剰な接触は避け、排せつ物や唾液に触れたときはよく洗浄するようにしてください。無症状の動物に感染しているかを診断することは困難ですが、動物が上記の症状を発症したときは速やかに治療を始める必要があります。また、外出する際は、冬でも忘れずにマダニの予防をしてあげてください。

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