中央区月島・勝どき・豊洲のアニーマどうぶつ病院です。当院では皮膚科、ガン・腫瘍科に力を入れています。

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5. 外科

犬の特発性多発性関節炎

特発性多発性関節炎ってなに?

複数の関節で炎症が起きて、熱が出たり、食欲や元気がなくなったりすることが多く見られる病気です。

原因はよく分かっていませんが、免疫系という本来は感染症などから身を守るための体の中の仕組みが関わっていると考えられています。

どんな犬種も性別も問わず、病気の発生が認められます。発病する年齢も幅がありますが、一般的には中年齢での発生が多いと言われています。


症状は?

複数の関節で炎症が起きますので、関節の痛みや歩き方の異常、歩きたがらない、などの症状が出ることもあります。

しかし、発熱、元気、食欲低下といった、はっきりしない症状しかないことも非常に多い病気です。手首や足首などの関節が腫れたり、熱を持っているように感じることもあります。手首、足首、ひざなどに症状が出やすいのが特徴ですが、どの関節が悪くなっているかは分かりにくいことがほとんどです。むしろ、抱き上げたりすると痛がって鳴いたり、階段を嫌うようになる、などの症状で気づくことの方が多いようです。

手足の身体検査やレントゲン検査では、骨に異常が見つからないことも、この病気の特徴です。熱が高い場合には、ぐったりしてあまり動かず、他の重い病気の時と同じような症状になる事もあります。


どうしたらいいの?

血液検査やレントゲン検査を行い、他の病気がないかどうかを確認します。関節の検査が必要になる事もあります。特発性多発性関節炎であることが診断されれば、ステロイド薬を内服することで改善されることがほとんどです。しかし、完全に薬を止めることはできないこともあります。また、改善があまり認められない場合には、他の病気がないかどうかを詳しく検査する必要もあります。

切除した乳腺腫瘍は、専門の検査機関に依頼して病理検査を行い良性か悪性かを鑑別します。

お薬を止められない可能性もありますが、定期的に診察、検査していくことでお付き合いしていくことのできる病気です。
身体が痛そうだったり、体調が悪そうに見える時には、できるだけ早く連れて来てあげてください。

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