健康診断について
わんちゃん、ねこちゃんの病気にも早期発見・早期治療が肝心です。そのためには、人間と同様に定期的な健康診断がとても重要になります。
血液検査の項目には参考基準範囲が設定されていますが、実際は個体毎に少しずつ「正常である範囲」は異なります。若くて健康なうちに、検査の値を蓄積していくことで愛犬・愛猫の参考基準範囲(ベースライン)を知ることができます。たとえば健康な時のベースラインを知っていれば、年を取ってから顕著な数字の変化があった時に、ベースラインと比較することができるのです。
このように若いうちから定期的な健康診断を受けてベースライン値を知っておき、特に病気のリスクが増加する7歳以降では1年に2回の定期健康診断をすることが健康寿命を延ばす鍵となると言っても過言ではありません。
若くて元気なうちは健康診断はいらないと思いがち。でも、その子の健康時の検査数値を定期的に知ることで、わずかな異常でも発見できる可能性が高まり、将来の病気の早期発見に役立ちます。ぜひ、健康なうちから定期的な健康診断を受診してください。さらに、7歳を超えると中年期に始まると考えられています。人間と同様に中年以上になると、心臓病、腫瘍、腎臓病、内分泌疾患など、様々な病気のリスクが上昇します。7歳以上なら1年に2回の目安で健康診断を受け、病気の予防や早期発見をしてあげることが重要です。
当院では、健康診断の一貫としてペットドックも行っております。年齢やその子の状態に合わせて、各種コースを設けております。お気軽にご相談ください。